NY株式:NYダウ36ドル安、中国の低成長や根強いインフレが重し

市況
2021年10月19日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は36.15ドル安の35258.61ドル、ナスダックは124.47ポイント高の15021.81で取引を終了した。中国の経済成長の鈍化や鉱工業生産が予想を下回ったため寄り付き後、大きく下落。NY原油が7年ぶり高値を更新し、根強いインフレや長期金利の上昇も警戒され、ダウは終日軟調に推移した。ハイテク株は強く、ナスダック総合値数は上昇。セクター別では自動車・自動車部品、小売りが上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。

食品小売りのアルバートソンズ(ACI)は第2四半期決算の内容が予想を上回ったほか、見通し引き上げが好感され上昇。また、動画配信のネットフリックス(NFLX)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。一方で、エンターテインメントのディズニー(DIS)は同社の有料配信サービスの契約者数の伸び率鈍化を見込んだアナリストの投資判断引き上げが嫌気され、下落。不動産サイト運営のジロー・グループ(Z)はサプライチェーン混乱が響きリフォームが計画通り進まず年内住宅を購入する「iBuyer」プログラムを中断すると発表したことが警戒感に繋がり、大きく売られた。

携帯端末のアップル(AAPL)は新製品発表イベントで、改良した自社設計の半導体「M1プロ」と「M1マックス」搭載の高性能ノートパソコン「マックブックプロ」を発表。また、第3世代ワイヤレスイヤホン「エアポッド」や楽曲配信サービス「AppleMusic」で月5ドルの新たな料金プラン「VoicePlan(ボイスプラン)」を発表した。発表後、同社株は買われた。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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