株価指数先物【昼のコメント】 2万9500円接近で利食い優勢に
日経225先物は11時30分時点、前日比10円安の2万9250円(-0.03%)前後で推移。寄り付きは2万9390円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9390円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。米国市場の強い流れを引き継ぎ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均株価をけん引するなか、日経225先物は前場半ばにかけて一時2万9490円まで上げ幅を広げた。ただし、買い一巡後は利食いの動きが強まり、前引けにかけて下落に転じた。
日経225先物は25日移動平均線(2万9120円水準)を支持線にリバウンドを強めたが、累積出来高の積み上がっている2万9500円接近で利食い優勢の動きとなった。もっとも、想定された動きでもあるため、売り一巡後は25日線水準での押し目を狙うスタンスとなろう。
また、NT倍率は先物中心限月で一時14.45倍まで上昇する場面をみせた。75日線を捉えたものの、その後は14.41倍に低下しているためトレンドは強まらず、スプレッドを狙ったトレードは引き続き見極めが必要となろう。
株探ニュース