株価指数先物【引け後コメント】 テクニカルシグナルは好転、Cスイスはショートカバーの動きに

市況
2021年10月20日 18時03分

大阪12月限

日経225先物 29280 +20 (+0.06%)

TOPIX先物 2029.0 +1.5 (+0.07%)

日経225先物(12月限)は前日比20円高の2万9280円で取引を終了。寄り付きは2万9390円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9390円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。米国市場の強い流れを引き継ぎ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均株価をけん引するなか、前場半ばにかけて一時2万9490円まで上げ幅を広げた。ただし、累積出来高の積み上がっている2万9500円接近で次第に利益確定が強まり、前引けにかけて下落に転じると、後場は2万9210円~2万9340円水準での保ち合いが続いた。

節目の2万9500円接近で利食いが強まり、その後のポジション調整から下げに転じる場面がみられたものの、25日移動平均線を上回って推移。また、本日の上昇で5日線は2万9176円辺りに切り上がったため、25日線とのゴールデンクロスを示現し、シグナルは好転した。また、13週、26週線もゴールデンクロス示現により、中期的なトレンドもシグナルは好転したことになる。

日経225先物は2万9500円~2万9700円の水準で累積出来高が積み上がっているため、本日の買い一巡後の弱い値動きは想定内であろう。とはいえ、シグナルが好転するなか、押し目買い意欲は強そうだ。また、NT倍率は先物中心限月で14.43倍で終えており、一時14.45倍まで上昇する場面をみせた。切り下がる75日線水準での攻防となっているが、5日線を支持線としたリバウンド基調は継続。5日線の切り上がりによりシグナル好転が近づくなど、テクニカル面ではNT倍率の上昇が意識されやすいだろう。

手口面では、日経225先物はフィリップが670枚、野村が560枚、ゴールドマンが370枚、大和が250枚程度の売り越しに対して、UBSが620枚、クレディスイスが510枚、ソジェンが410枚、BofAが380枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが980枚、モルガンSが540枚、ドイツが210枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが850枚、クレディスイスが560枚、みずほが370枚、ゴールドマンが220枚程度の買い越しだった。BofAはピークこそ通過しているようだが、買い越しを継続しているほか、クレディスイスは日経225先物、TOPIX先物ともにショートカバーとみられる動きだった。

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