マイクロンが安寄り後に上げに転じる アナリストは投資判断を「売り」に引き下げ=米国株個別
メモリ半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。下落して始まったものの、直ぐに買い戻しが優勢となりプラスに転じている。東京時間にマイクロンがDRAMの新工場を広島県内に建設すると伝わっていた。同社は広島工場の近くで土地を取得し、2024年までに稼働する計画だという。総投資額は最大で8000億円に上る見込みで、日本政府も補助金などで一部支援する可能性があるという。
一方、アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の90ドルから75ドルに引き下げた。メモリ半導体市場に逆風が見られると指摘している。今年のマイクロンの株価は軟調な展開となっているが、短期的な価格設定と需要の逆風が株価の上値を重くしているという。サプライヤーの在庫が増加しており、2022年上半期の季節的な弱さを考慮すると、メモリ製品についてはあまり好意的に捉えることができないという。
(NY時間10:07)
マイクロン<MU> 68.23(+0.66 +0.98%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美