キンバリー・クラークが決算受け下落 通期見通を下方修正=米国株個別
ティッシュなど日用品のキンバリー・クラーク<KMB>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。また、通期見通しが冴えない。1株利益を大幅に下方修正したほか、売上高も下方修正した。
同社のスウCEOは声明で「利益は高インフレとサプライチェーンの混乱によって悪影響を受け、予想以上のコスト増が発生した。これらの逆風がすぐに解消される可能性は低く、それらを緩和するために値上げやコスト管理の強化など、さらなる措置を講じている」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.62ドル(予想:1.65ドル)
・売上高:50.1億ドル(予想:49.8億ドル)
・コア売上高:+4%(予想:+3.3%)
パーソナルケア:+9%(予想:+4.6%)
ティッシュ:-6%(予想:-4.2%)
KCプロフェッショナル:+12%(予想:+16.4%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.05~6.25ドル(従来:6.65~6.90ドル)(予想:6.70ドル)
・売上高:1~2%増(従来:1~4%増)
・コア売上高:-1~-2%
・設備投資:10~11億ドル(従来:11~12億ドル)
(NY時間13:44)
キンバリー・クラーク<KMB> 129.17(-3.87 -2.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美