中部電は年初来安値更新、燃料価格上昇など響き今期純利益83%減に下方修正
中部電力<9502>は大幅安。一時8.3%安の1143円まで下落し、約10カ月ぶりに年初来安値を更新した。28日の取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表し、純利益を750億円から250億円(前期比83.0%減)へ大幅に引き下げたことが嫌気されているようだ。
燃料価格の上昇に伴う期ずれ差損の拡大に加え、グループ会社における卸電力取引市場の価格上昇に伴う電源調達コストの増加などが響く。売上高については、燃料価格の上昇に伴う燃料費調整額の増加などにより、2兆4000億円から2兆5000億円(同14.8%減)へ上方修正した。