東京株式(前引け)=前日比27円安、売り一巡後は下げ幅縮小
29日前引けの日経平均株価は前日比27円56銭安の2万8792円53銭。前場の東証1部の売買高概算は7億5404万株、売買代金は1兆5709億円。値上がり銘柄数は824、値下がり銘柄数は1242、変わらずは114銘柄だった。
日経平均株価は軟調。前日の米国市場ではナスダック指数が最高値を更新するなど堅調に推移した。ただ、取引終了後に発表されたアップル<AAPL>とアマゾン<AMZN>の決算がさえず、NYダウ先物が下落していることなどが警戒され、東京市場はマイナス圏での値動きとなった。31日の衆院選を前に様子見姿勢も強く、日経平均株価は一時、300円を超す下落となる場面があった。ただ、下値には買いが入り売り一巡後は、下げ幅は縮小し一時プラス圏に上昇する場面もあった。
個別銘柄では、日本郵政<6178>が値を下げ、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が安く、パナソニック<6752>やベイカレント・コンサルティング<6532>が売られた。半面、ソニーグループ<6758>やキーエンス<6861>が高く、富士電機<6504>や日本電産<6594>が値を上げた。