東邦金が一時S高、自動車向け需要回復などで22年3月期業績予想を上方修正
東邦金属<5781>が急騰して一時、ストップ高の1580円に買われ年初来高値を更新している。28日の取引終了後、22年3月期の単独業績予想について、売上高を49億4000万円から62億5000万円(前期比49.8%増)へ、営業利益を1億7000万円から5億円(同3.9倍)へ、純利益を1億4000万円から4億円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感されている。
上期において、タングステン・モリブデン製品の半導体市場や自動車業界での需要が回復したことに加えて、自動車用電極部品における材料市況価格連動による販売価格の大幅な上昇及び交換需要の底堅さに支えられ、販売が好調に推移したことが要因としている。