横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (13)株の買い時を分析できるグランビルの法則(上)

特集
2021年10月29日 13時00分

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

日本における新型コロナワクチン接種はものすごい速さで進み、2回目の接種率がついに70%に到達しました。そのおかげでしょう。東京都の新規感染者数は足元で20人を割り込むなど第5波の退潮が鮮明になっています。全国各地の緊急事態宣言が解除されて少しずつ日常生活が戻るなか、衆議院が10月14日に解散されて決戦の時を待つ状況となりました。自民党総裁選の前には日経平均株価はわずか3週間ほどで3000円以上も上昇して年初来高値を更新していますから、今回も「選挙は買い」のアノマリーが発動して株価が上昇するのか気になるところでしたが、やや期待外れの感があります。

株価は毎日上昇し続けるわけでもなければ、毎日下落し続けるわけでもありません。また、将来どう動くのかは誰にもわかりませんので、市場の雰囲気などに流されるままに売買を行っている投資家は「明日の株価は上がるのかな? それとも下がるのかな?」と不安になるものです。

しかし、株式投資には指針となるツールが存在します。テクニカル分析もその1つです。確かに必ず分析した通りに動くわけではありませんが、それでもテクニカル分析を活用すれば、「株価がそろそろ上がるかも」「もしかすると、そろそろ天井?」などと売買タイミングが時におぼろげに、時にはかなりの精度で見えてくるようになります。

そこで今回は、株価がそろそろ買い時であるのか、それとも売り時なのかを、移動平均線を使った代表的なテクニカル分析手法である「グランビルの法則」を使って判断する方法について解説していきます。

次ページ:「200日移動平均線」を売買タイミングの分析に活用する

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