カルビーは後場プラス圏に急浮上、550万株を上限とする自社株買いを実施へ
カルビー<2229>は後場に入りプラス圏に急浮上している。午後0時30分ごろ、上限を550万株〈発行済み株数の4.11%〉、または120億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。取得期間は21年11月1日から22年3月31日までで、株主への一層の利益還元と資本効率の向上を図ることが目的という。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、会計基準変更のため売上高の比較はないものの、売上高1204億4000万円、営業利益133億200万円(同2.2%増)、純利益91億7800万円(同11.6%増)だった。国内事業で「じゃがりこ」が好調に推移したことに加え、豆系スナック「miino」などの新価値商品が伸長した。また、海外事業で中華圏、英国、インドネシアなどでスナックの販売が伸長した。
なお、22年3月期通期業績予想は売上高2400億円、営業利益280億円(前期比3.5%増)、純利益180億円(同1.8%増)の従来見通しを据え置いている。