株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は先物中心限月で約1カ月ぶりの水準に上昇

市況
2021年11月1日 12時03分

日経225先物は11時30分時点、前日比750円高の2万9530円(+2.60%)前後で推移。寄り付きは2万9410円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8990円)を大きく上回るギャップアップで始まった。10月31日投開票の衆院選で自民党が国会を安定的に運営できる絶対安定多数を単独で確保したことが材料視され、寄り付き直後には一時2万9650円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は2万9450円~2万9600円水準での保ち合いを継続している。

衆院選の結果のほか、先週末の米国市場では主要な株価指数が揃って最高値を更新した流れもあって、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する格好となった。これによりNT倍率は先物中心限月で一時14.55倍と約1カ月ぶりの水準に上昇。日経225先物は買い一巡後も高値圏での保ち合いを継続しているが、2万9000円~2万9500円のレンジ上限を一気に突破したことで達成感も意識されやすい。一方で2万9500円水準での底堅さが意識されるようだと、引けにかけてはショートカバーも入りやすいだろう。

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