株価指数先物【引け後コメント】 日経平均型優位の需給によりNT倍率は14.56倍に上昇

市況
2021年11月2日 17時34分

大阪12月限

日経225先物 29500 -50 (-0.16%)

TOPIX先物 2026.0 -13.0 (-0.63%)

日経225先物(12月限)は前日比50円安の2万9500円で取引を終了。寄り付きは2万9500円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9570円)を下回って始まった。その後、2万9600円と上昇に転じる場面もあったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて積極的な売買は手控えられており、前場は2万9480円~2万9600円水準での保ち合いを継続。後場に入ると持ち高調整の動きから2万9450円~2万9530円と若干ながらレンジを切り下げたものの、2万9500円を中心とした底堅い展開だった。

決算評価の物色によりTDK<6762>、京セラ<6971>の上昇が日経平均株価をけん引する格好となり、相対的に日経平均型優位の状況だった。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が全体の7割超を占めており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が下支えした格好となった。

この流れを受けてNT倍率は先物中心限月で14.56倍に上昇した。9月の戻り高値水準であるため、強弱感が対立しやすい水準ではある。ただし、5月以降、上値抵抗線として機能していた26週移動平均線を捉えてきたことで、シグナル転換の可能性も意識されやすい。グローベックスの米株先物は小安く推移しているが、FOMC通過後の米国市場の動向次第では、NTロングによるスプレッド狙いの動きを強めてくる可能性もありそうだ。

手口面では、日経225先物は野村が2000枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが2830枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが2470枚、BofAが1270枚程度の売り越しに対してBNPパリバが970枚、ABNアムロが830枚程度の買い越しだった。BofAは前日の大幅な買い越しに対する利食いの動きとみられるほか、BNPパリバやABNアムロなどもリバランス中心の売買だろう。

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