NY株式:NYダウ138ドル高、強い企業決算を好感

市況
2021年11月3日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は138.79ドル高の36052.63ドル、ナスダックは53.68ポイント高の15649.60で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開始し結果待ちの中、寄り付き後、利益確定売りに一時下落に転じた。その後、企業の強い決算を好感した買いが強まり再び上昇。引けにかけては上げ幅を拡大し、連日で史上最高値を更新して引けた。セクター別では家庭・パーソナル用品や半導体・同製造装置が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。

製薬会社のファイザ?(PFE)は決算で、新型コロナワクチンの強い需要が奏功し予想を上回る収益を発表したほか、楽観的な見通しを示し、大幅上昇した。スポーツアパレルのアンダーアーマー(UAA)は四半期決算で、売上や利益が予想を上回ったほか、通年の見通し引き上げが好感され、大きく買われた。商業不動産を管理するサイモン・プロパティー・グループ(SPG)や化粧品メーカーのエスティローダー(EL)も四半期決算の内容が予想を上回り、それぞれ上昇。レンタカー会社のエービス・バジェット・グループ(CAR)はレンタカー市場の回復で第3四半期決算の内容が予想を大幅に上回ったほか、強い見通しを示し、さらに電気自動車を追加で増やす計画を発表したことが好感され買われた。空売り投資家によるショートカバーも巻き込み大幅上昇。一方で、石油会社のエクソン・モービル(XOM)はアナリストによる目標株価引き下げを受け、売られた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は、マスク最高経営責任者(CEO)が「レンタカー会社ハーツによるテスラ車購入計画を巡る契約締結はまだ」とツイートしたため契約への不透明感から下落。

バイデン大統領は訪問中のグラスゴーでの記者会見における質疑応答で、連邦準備制度理事会(FRB)議長に関する発表を近々行うと述べた。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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