ウシオ電が年初来高値を更新、22年3月期利益予想を上方修正
ウシオ電機<6925>が大幅に3日続伸し、年初来高値を更新している。同社は2日取引終了後に22年3月期連結業績予想について、売上高1500億円(前期比26.5%増)は据え置いたものの、営業利益を90億円から110億円(同14.0倍)へ、純利益を80億円から100億円(前期は6億8700万円の赤字)へ上方修正すると発表しており、好感されている。
一部事業で半導体や電子部品不足による生産への影響や顧客からの受注減の影響を受けているものの、フラットパネルディスプレー市場や半導体市場でのリプレイスランプ需要が引き続き好調に推移している。製品構成の変化による利益率向上に加え、継続的に原価改善や経費抑制に取り組むことで、各利益は当初の見通しを上回る見込みとしている。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は65億6600万円(前年同期は10億6800万円の赤字)だった。