ヤマハが大幅続落、22年3月期業績予想の下方修正を悪材料視
ヤマハ<7951>が大幅続落。同社は2日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を4000億円から3900億円(前期比4.7%増)へ、営業利益を520億円から455億円(同29.9%増)へ、純利益を410億円から345億円(同29.6%増)へ下方修正すると発表しており、悪材料視されている。音源LSIなどの半導体調達難、及び物流の混乱などによる商品供給不足の拡大が見込まれるため。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は287億7500万円(前年同期比2.7倍)だった。楽器事業は市況回復に伴って全商品で増収となったが、音響機器事業では半導体調達難の影響を最も受けたオーディオ機器は減収となり、業務用音響機器は需要の回復傾向により増収となったが、ICT機器は国内の会議システム需要が継続し、前年同期並みの実績だったとしている。