サンユウが続急伸、自動車生産回復で今期業績見通しと配当予想を増額修正
サンユウ<5697>が続急伸。2日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益が7億3000万円(前期比2.1倍)になりそうだと発表。従来予想の5億4000万円を上回る見通しとなり、これを好感する買いが入っている。
想定以上に好調だった上期(4~9月)の業績を反映した。主要顧客である自動車業界や建産機業界の生産回復を受けて、磨き棒鋼などの販売が大幅に増加したほか、材料価格の値上げに伴う販売価格への転嫁や固定費抑制も寄与した。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の14円から20円(前期は6円)に大幅増額修正したことも好材料視されている。