ピジョンが年初来安値を更新、21年12月期業績予想を下方修正
ピジョン<7956>が大幅に4日続落し、年初来安値を更新。同社は4日取引終了後、21年12月期連結業績予想について、売上高を1008億円から943億円(前期比5.1%減)へ、営業利益を165億円から132億円(同13.8%減)へ、純利益を111億円から91億円(同14.5%減)へ下方修正すると発表しており、失望売りに押されている。
あわせて発表した21年12月期第3四半期累計(1~9月)連結営業利益は104億4400万円(前年同期比17.5%減)だった。日本国内におけるインバウンド需要の消滅や前年のコロナ特需の反動減に加え、緊急事態宣言発出に伴う外出自粛や購買頻度の減少により、日本事業の売上高は前年同期を下回って推移。新型コロナウイルス感染症の再拡大により、ASEAN地域やインドも期初の社内想定より市場回復が遅れているとした。