スクエア、ビットコイン関連が冴えず決算不調 ただ、株価は上昇=米国株個別
モバイル決済サービスのスクエア<SQ>が前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、営業収益は予想を大きく下回った。ビットコイン関連の収益が前期比で減収となり予想も下回ったことが影響した。
今回の決算を受けて市場からは、第4四半期の収益見通しの市場コンセンサスが下方修正される可能性があるとの声も出ている。また、第3四半期の営業費用を考慮すれば、第4四半期も利益は圧迫されるとの指摘も聞かれた。
ただ、株価は寄り付きこそ下げて始まったものの、市場全体のムードがよく、直ぐにプラスに転じている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.37ドル(予想:0.37ドル)
・営業収益:38.4億ドル(予想:45.1億ドル)
決済サービス:13.0億ドル(予想:12.7億ドル)
サクスク&サービス:6.95億ドル(予想:6.85億ドル)
ハードウエア:0.37億ドル(予想:0.38億ドル)
ビットコイン:18.2億ドル(予想:24.7億ドル)
・総取扱量:454.3億ドル(予想:448.8億ドル)
・EBITDA(調整後):2.33億ドル(予想:2.19億ドル)
(NY時間10:09)
スクエア<SQ> 251.58(+4.12 +1.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美