JIG-SAW---3Q営業利益56.1%増、上場以来27四半期連続で過去最高の月額課金売上を達成
JIG-SAW<3914>は、5日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.2%増の20.20億円、営業利益が同56.1%増の3.22億円、経常利益が同7.4%減の3.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.0%減の2.11億円となった。
当第3四半期累計期間においても、月額課金案件の受注獲得を推し進め、前年同期と比較して月額課金売上は3.93億円純増した。これにより、上場以来27四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることなく、極めて堅調に推移している。なお、新コントロールセンター開設による国内外トリプル拠点の体制強化など、現在も先行投資を継続して実施しているが、営業利益は、+56.1%の大幅増加となった。
IoT分野では、IoTエンジン「NEQTO」をベースに、あらゆる事業者のエンタープライズレベルのIoTソリューションに大きく寄与するスピーディーかつシンプルなソフトウェアサービスを展開している。「NEQTO」は、多くの業界にまたがる幅広いIoTのユースケースにおいて、その適用力と拡張性が高く評価され、量産ハードウェア向け超極小IoT組み込みソフトウエアの「NEQTO-m」の提供も開始している。また、大型の新コントロールセンター(SCC N44)開設により、IoTデータコントロール・クラウドマネージドサービスへの要望に応え得る体制を構築した。引き続き、将来に向けた投資である研究開発費・販売促進費・人件費・グローバル展開のための先行投資を、前年同期比約+2.50億円と、大幅に増加させている。
2021年12月期通期については、ストック型ビジネスの堅調な推移により、現時点において、過去最高の売上高が見込まれる状況だが、国内だけにとどまらないグローバルなIoT事業の大きな成長と、そのための事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるため、連結業績予想を公表していない。
《YM》