株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後は支持線レベルでの底固めの動きに

市況
2021年11月8日 12時15分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万9580円(-0.13%)前後で推移。寄り付きは2万9820円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9705円)を上回る格好から、買い先行で始まった。ただし、開始直後に付けた2万9840円を高値に下げに転じると、前場半ばには一時2万9520円まで下落幅を広げる場面がみられた。もっとも、支持線として意識される2万9500円接近では売り込みづらく、売り一巡後は2万9520円~2万9600円水準での推移を継続。

5日の米国市場の上昇の流れを受けて買い先行で始まったものの、その後は利食い優勢の動きとなった。グローベックスの米株先物は弱含みで推移しているため、手掛けづらくさせている面もありそうだ。

また、指数インパクトの大きい東京エレクトロン<8035>が堅調な値動きとなる一方で、ファーストリテイリング<9983>のほか、中外製薬<4519>、塩野義製薬<4507>の下落が重荷となっている。後場は2万9500円固めから短期的なショートカバーをみせてくるかを見極めたいところだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.50倍を挟んだこう着をみせている。

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