UTグループは年初来高値を更新、22年3月期利益予想を下方修正もアク抜け感
UTグループ<2146>は大幅続伸となっており、年初来高値を更新。同社は5日取引終了後、22年3月期業績予想について、売上高は1500億円から1600億円(前期比39.0%増)へ上方修正するものの、営業利益を80億円から60億円(同16.2%減)へ、純利益を48億円から34億円(同20.9%減)へ下方修正すると発表したが、需要好調を背景に採用関連費用を積極的に投下するためとしたため、アク抜けのムードが優勢のようだ。
半導体製造装置メーカー及び半導体メーカーを中心として急ピッチで生産能力を引き上げる動きが見られていることなどにより、同社では下期についても当初計画よりも需要が好調とみて採用活動を強化し、期末技術職社員数の最大化を図る方針。上期は国内事業において9065人の採用数を達成し、技術職社員数は2万8720人(前年同期比7735人の増加)となった。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は22億7100万円(前年同期比35.4%減)だった。