NY株式:NYダウ104ドル高、インフラ案可決を好感

市況
2021年11月9日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は104.27ドル高の36432.22ドル、ナスダックは10.77ポイント高の15982.36で取引を終了した。すでに上院通過済みの超党派のインフラ案を議会下院が週末可決したことに加えて、ワクチン接種完了者などに対する入国規制の緩和で、回復期待が広がり、寄り付き後、上昇。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長を始め高官がイベントで、高インフレがいずれ鈍化するとのハト派的な見解を繰り返したため低金利が当面継続するとの見方も手伝い、終日堅調に推移した。主要株式指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。

重機メーカーのキャタピラー(CAT)は、インフラ法案の成立を受けた需要増加期待に上昇。また、航空会社のアメリカン(AAL)やデルタ(DAL)は入国規制緩和に伴う売り上げ増加期待に上昇した。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はソーシャルテクノロジーのメタ・プラットフォームズ(FB)と、データセンター用に同社の半導体を提供する契約が成立したとの報道が好感され上昇。バイオのリジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)は同社開発の新型コロナウイルス感染症の抗体カクテル療法の後期臨床試験結果で1回投与の有効性が81.6%を示したことを明らかにし、買われた。化粧品メーカーのコティ(COTY)は決算の内容が好感され大幅上昇。一方で、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はムスク最高経営責任者(CEO)の保有株売却の思惑に下落した。

オンライン決算のペイパル(PYPL)は取引終了後、第3四半期決算を発表。調整後一株利益が予想を上回り時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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