きちりHDが一時14%安、第1四半期の営業赤字拡大を嫌気
きちりホールディングス<3082>が大幅に3日続落しており、前日比14.4%安の560円まで急落する場面もみられている。同社は8日取引終了後、22年6月期第1四半期(7~9月)連結営業損益が5億3500万円の赤字(前年同期は3億700万円の赤字)だったと発表しており、赤字幅拡大が嫌気されているようだ。通期計画は新型コロナウイルス感染症の世界各国における拡大状況やグループの国内外における店舗の営業状況などを踏まえ、現時点で業績に影響を与える未確定要素が多いとして、引き続き未定としている。
あわせて、21年12月31日時点の株主を対象として株主優待制度を変更すると発表している。これまでは100株以上500株未満の保有で3000円分、500株以上の保有で9000円分の優待券(食事券)を進呈していたが、30%割引(上限利用額1万円)の優待券をそれぞれ2枚、4枚に変更するとされ、これをネガティブ視する見方もあるようだ。