Vテは急反落、新製品の投入遅れなど響き22年3月期業績予想を下方修正
ブイ・テクノロジー<7717>は急反落し年初来安値を更新している。8日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を600億円から530億円(前期比4.0%減)へ、営業利益を72億円から50億円(同24.3%減)へ、純利益を43億円から37億5000万円(同6.7%増)へ下方修正したことが嫌気されている。
新型コロナウイルスの感染再拡大による顧客との共同評価が延伸した影響などで、売り上げ計上を予定していた利益率の高い新製品の一部について、市場投入が大幅に遅延したことが影響する。また、フラットパネルディスプレー用装置について、半導体関係部材の納期遅延に伴う生産計画の乱れや、顧客の納期変更による期ずれの影響などを受け、販売計画の見直しを余儀なくされたことも響く。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高271億2700万円(前年同期比3.9%減)、営業利益25億4200万円(同13.6%減)、純利益18億9300万円(同28.2%増)だった。