東京株式(前引け)=小反発、買い一巡後は伸び悩む展開に

市況
2021年11月9日 11時48分

9日前引けの日経平均株価は前営業日比29円12銭高の2万9536円17銭と小幅反発。前場の東証1部の売買高概算は5億7732万株、売買代金概算は1兆3578億円。値上がり銘柄数は683、対して値下がり銘柄数は1364、変わらずは121銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は買い優勢で始まった後、日経平均は一時240円あまりの上昇をみせたが、その後は伸び悩む展開となった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに最高値を更新し東京市場でも朝方はリスク選好ムードにあったが、買い一巡後は戻り売りに押される展開となった。取引時間中はアジア株市場が高安まちまちの展開となっていたが、米株価指数先物が軟調に推移していたこともあって積極的に上値を買い進む動きはみられなかった。日経平均はプラス圏で引けたが、個別株は値を下げるものが多く、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数のほぼ2倍に達した。

個別では断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が600円を超える大幅高となったほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株も堅調。任天堂<7974>もしっかり。ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が高く、Zホールディングス<4689>も買いが優勢だった。関西スーパーマーケット<9919>が急騰した。半面、マネックスグループ<8698>が売りに押され、ファーストリテイリング<9983>も安い。日本郵船<9101>も軟調。東急建設<1720>が急落、飯田グループホールディングス<3291>、チャーム・ケア・コーポレーション<6062>なども値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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