株価指数先物【昼のコメント】 ソフトバンクグループを牽引役にNT倍率は上昇

市況
2021年11月9日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比30円高の2万9520円(+0.10%)前後で推移。寄り付きは2万9720円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9685円)を上回る格好から買い先行で始まり、現物市場の寄り付き直後には2万9800円まで上げ幅を広げた。ただし、買い一巡後は次第に利益確定が強まり、一時2万9480円と前日比マイナスに転じる場面もあった。とはいえ、支持線として意識されている2万9500円水準から一段と売り込む流れにはならず、2万9500円水準での保ち合いを継続している。

ソフトバンクグループ<9984>が10%を超える上昇をみせ、1銘柄で日経平均株価を約130円下支えしているほか、8日の米国市場の上昇の流れを受け、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、太陽誘電<6967>といったハイテク株で指数を支える格好となっている。一方で、東証1部の6割の銘柄が下落しTOPIXは下落に転じているため、方向感はつかみづらい。この流れにより、NT倍率は先物中心限月で一時14.55倍まで上昇する場面がみられた。

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