大成建が後場上げ幅拡大、上限360万株の自己株取得枠を設定
大成建設<1801>が後場上げ幅拡大。同社は午後1時に、株主還元の充実および資本効率の改善を目的として、360万株(発行済み株式総数に対する割合1.77%)もしくは100億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表しており、材料視されている。取得期間は21年11月10日から22年3月31日まで。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は247億5100万円(前年同期比44.2%減)となり、通期計画900億円(前期比31.0%減)に対する進捗率は27.5%だった。国内建築における競争環境の悪化を主因として大幅な減益となったが、通期予想は受注高を1兆8900億円から1兆8300億円へ下方修正したものの、売上高や各利益項目は当初予想を据え置いたとしている。