日産自は7%超の異彩高、今3月期最終損益は従来計画比3倍の1800億円に
日産自動車<7201>はマドを開けて買われ、一時7%を超える上昇で600円台を大きく回復してきた。同社は9日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終損益は600億円の黒字から1800億円の黒字(前期は4486億9700万円の赤字)に、従来計画比で3倍となる大幅増額となった。これがポジティブサプライズを誘っている。今期の自動車販売台数見通しは引き下げたものの、これについては事前に織り込みが進んでおり、一方で販売奨励金の減少や持ち分法適用会社による投資利益改善が反映され、最終損益に貢献する見通し。