大幸薬品が一時17%高、第3四半期営業損益の改善を好感
大幸薬品<4574>が6日ぶりの大幅反発で、前日比17.3%高の887円まで急騰する場面があった。同社は9日取引終了後、21年12月期第3四半期累計(1~9月)連結営業損益が15億7800万円の赤字となり、通期計画の20億円の赤字と比べて赤字幅が改善していると発表し、好感されているようだ。なお、20年12月期が決算期変更による変則決算であったため、前期との比較は記載されていない。
第3四半期(7~9月)の連結営業損益は7億200万円の黒字となり、第1四半期(1~3月)の1億9000万円の赤字や第2四半期(4~6月)の20億8900万円の赤字に対して黒字化を達成した。感染管理事業の需要は新型コロナウイルス感染症拡大期における高い需要水準との比較では低調だが、コロナ禍前の19年第3四半期(10~12月)との比較では堅調であるとしている。