A&Dが一時29%高、22年3月期業績予想及び中計の上方修正を好感
エー・アンド・デイ<7745>が4日ぶりの大幅反発となっており、前日比29.2%高の1326円まで急騰する場面もみられている。同社は9日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を500億円から515億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を42億円から53億6000万円(同21.7%増)へ、純利益を25億5200万円から34億3000万円(同2.7%増)へ上方修正すると発表しており、好感されている。
22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は21億3400万円(前年同期比43.5%増)だった。為替相場が円安傾向で推移したこと、医療・健康事業では複数の国での新型コロナウイルス感染症対策として需要が高まっていること、計測・計量機器事業ではコロナ禍からの回復が想定以上であったことなどにより、売上高が当初の予想を上回った。加えて、利益率の高い製品が好調なことやコストダウンもあり、利益も当初予想を上回っているため、通期見通しを上方修正する。
あわせて、中期経営計画の目標値に関して、最終年度となる24年3月期連結売上高を575億円から605億円へ、営業利益を59億円から70億円へ、純利益を35億1000万円から41億円へ上方修正しており、こちらも好感されているようだ。