フボTVが大幅安 好決算もコスト増と広告の弱さが影を落とす=米国株個別
インターネットを通じてスポーツ中継やニュースなどをライブ配信するフボTV<FUBO>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字も予想ほどではなかった。ただ、EBITDAは予想以上の赤字となった。通期のガイダンスも公表しており、売上高を上方修正したほか、会員数も上方修正した。
概ね良好な決算ではあったものの、株価は冴えない反応を示している。コストの増加と広告収入の弱さが影を落としている模様。アナリストからは、キャッシュ喪失が再び加速しており、買収とゲーム事業拡大のために、さらに多くの支出が行われているとの指摘が聞かれた。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益:-0.59ドル(予想:-0.62ドル)
・売上高:1.57億ドル(予想:1.44億ドル)
サブスク:1.38億ドル
広告:1860万ドル
・会員数:94.4万人
・ユーザー平均単価:74.54ドル
・EBITDA(調整後):-8130万ドル(予想:-5846万ドル)
(通期見通し)
・売上高:6.12~6.17億ドル(従来:5.60~5.70億ドル)(予想:5.78億ドル)
・会員数:106~107万人(従来:91~92万人)
(NY時間09:46)
フボTV<FUBO> 27.91(-5.22 -15.76%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美