日シス技術が続急騰、ソフトウェア事業の収益改善が貢献し上期は大幅営業増益
日本システム技術<4323>が続急騰して上場来高値を更新し、東証1部の値上がり率トップとなっている。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高100億4200万円、営業利益9億9200万円、最終利益6億8600万円となり、会計基準の変更に伴い前年同期との比較はないものの、前年同期の営業利益2300万円から大幅増益となったことが好感されている。
主力のソフトウェア事業で、前年同期の低調要因となった一部の受託開発案件における不採算や新型コロナウイルス感染拡大による大口顧客を中心とした開発投資の一部凍結がそれぞれ収束傾向となったことが収益改善に貢献した。また、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」ライセンスの販売好調や、ASEANビジネスの業績回復なども寄与した。
なお、22年3月期通期業績予想は、売上高195億円(前期比3.8%増)、営業利益13億3000万円(同9.3%増)、純利益8億2000万円(同41.7%増)の従来見通しを据え置いている。