日電波は異彩の上昇波形成、高性能・小型化技術を武器に水晶デバイスが絶好調
日本電波工業<6779>が異彩の上昇トレンドを継続、きょうで3連騰となり、一時19.5%高に買われる人気となった。高速通信規格5Gの普及を背景に水晶デバイスの需要が高水準、車載向けも利益採算の改善が急で営業利益は会社側想定ラインを大きく上回って推移している。22年3月期業績は従来予想を修正し、売上高は425億円から445億円(前期比13.5%増)、営業利益は29億円から49億円(同72.3%増)に大幅増額している。年間配当も4期ぶり復配を果たす見込み。水晶デバイス専業メーカーとして世界屈指、特にフォトリソグラフィー技術を駆使して水晶振動子や水晶発振器などの高性能・小型化技術で強みを有している。株価は直近3営業日で50%以上の値上がりをみせているが、依然としてPERが7倍前後と割安感が強い。