ミライノベート---2Qは2ケタ増収・各利益は大幅な黒字転換、各利益の通期業績予想の上方修正及び期末配当を発表
ミライノベート<3528>は10日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.7%増の38.33億円、営業利益が3.74億円(前年同期は6.06億円の損失)、経常利益が5.40億円(同6.69億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が10.97億円(同28.29億円の損失)となった。
不動産事業の売上高は34.78億円(前年同期は21.76億円)、セグメント利益は5.98億円(同4.77億円の損失)となった。マンション分譲においては、43戸、19.17億円の新規契約(前年同期は62戸、20.87億円)を行うとともに、前期契約分を含め32戸を引渡し、売上高は15.32億円となった(前年同期は40戸、13.32億円の売上高)。注文住宅においては、38棟、9.59億円の新規契約(前年同期は31棟、8.05億円)を行うとともに、前期契約分を含め16棟を引渡し、売上高は9.46億円となった(前年同期は18棟、6.93億円の売上高)。戸建分譲においては1棟、0.66億円の新規契約を行うとともに、2棟を引渡し、売上高は1.12億円となった。商業用施設建築においては、契約実績はなく、売上高は0.44億円となった。その他では、建物の一棟販売やマンション・戸建用地等の宅地の販売、自社所有不動産の賃貸等を行っており、8.43億円の売上高となった(前年同期は0.08億円の売上高)。
再生可能エネルギー事業の売上高は6.03億円(前年同期は7.55億円)、セグメント利益は3.19億円(同2.97億円の利益)となった。太陽光発電においては、9ヵ所(合計パネル出力45.45MW)の発電所が稼働している。なお、成田神崎発電所(パネル出力19.30MW)については、2021年6月に売却し開発利益を獲得している。バイオマス発電においては、ロシアにおける木質ペレットの製造等、バイオマス発電関連事業を行っており、当第2四半期累計期間においては、2万6千トンを製造し、2万2千トンを販売している。
投資事業の売上高は-2.48億円、セグメント損失は2.49億円となった(前年同期はともに実績なし)。
2022年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比26.7%減(前回予想比7.5%減)の77.01億円、営業利益が1.77億円(同67.2%増)、経常利益が2.31億円(同139.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が8.21億円(同142.4%増)としている。また、未定としていた2022年3月期の配当について、通期業績予想及び現在の財務状況等を勘案し、期末配当金を1株当たり3.00円とすることを発表した。
《ST》