テックポイント・インク---3Qも大幅な増収増益、通期業績予想の上方修正を発表
テックポイント・インク<6697>は10日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比126.8%増の52.86億円、営業利益が16.34億円(前年同期は0.48億円の利益)、税引前四半期純利益が16.38億円(同0.70億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が14.25億円(同0.51億円の利益)となった。
第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比較して大幅な増収となった。監視カメラシステム市場向け半導体製品の出荷数は190%増加し、車載カメラシステム市場向け半導体製品の出荷数は70%増加した。
売上原価は、主に半導体出荷数が前年同期比123%増加したことにより、同125%増加した。研究開発費は、人件費並びにデザイン費用及びソフトウェア費用が増加したものの、新製品の開発に係るテープアウト費用及び研究開発関連の事務コストが減少したことにより、同15%減少した。販売費及び一般管理費は同20%増となった。これは主に人件費、日本で上場している米国会社として必要な事務上の対応のための専門家費用、株式報酬費用などが増加したことによる。
2021年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比88.5%増(前回予想比4.6%増)の72.44億円、営業利益が同425.5%増(同24.0%増)の21.74億円、税引前当期純利益が同397.1%増(同24.0%増)の21.78億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同400.9%増(同25.2%増)の18.73億円としている。
《ST》