NY株式:NYダウ158ドル安、インフレ懸念がくすぶる

市況
2021年11月12日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は158.71ドル安の35921.23ドル、ナスダックは81.57ポイント高の15704.28で取引を終了した。高インフレが回復を損なうとの警戒感に寄り付き後、下落。ウォルトディズニー(DIS)の下落がさらなる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、ベテランズデーの祝日で債券市場が休場となる中、ハイテク株の買戻しが目立ち、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、消費者サービスが下落した。

コーチやケートスペードなどのブランドを傘下に持つ衣料品メーカーのタペストリー(TPR)は四半期決算で調整後一株当たり利益が予想を上回ったほか、見通し引き上げや自社株買い拡大計画が好感され上昇。通販者向けに後払い決済サービスを提供するフィンテック、アファーム・ホールディングス(AFRM)は決算が好感されたほか、オンライン小売のアマゾン(AMZN)との提携をさらに拡大し、2023年1月までの独占提携を発表し、上昇した。一方で、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスク最高経営責任者(CEO)が保有株式50億ドル相当を売却したことが明らかになり下落。エンターテインメントのディズニー(DIS)は昨日引け後に発表した四半期決算で収益が予想を下回ったほか、同社の動画配信サービスの新規契約者数が予想を下回り2年前にサービス開始以来の低水準となったことが嫌気され、大幅下落した。代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は第3四半期決算で予想以上の損失を計上、業績見通しも下方修正したほか、アナリストの目標株価の引き下げが嫌気され下落。

中国のオンライン小売アリババ(BABA)が実施した「独身の日」の売上高が5403億元と、昨年の結果を上回り過去最高を記録した。同社株は買われた。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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