コスモスはカイ気配で水準切り上げる、今期業績見通しと配当の大幅増額がサプライズに
東京コスモス電機<6772>は寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、気配値のまま一気に水準を切り上げている。可変抵抗器を主力とする電気機器メーカーで産業用や車載向けで需要を取り込んでいる。11日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1億2000万円から7億円(前期実績は4800万円)に大幅上方修正しており、これがポジティブサプライズとなった。また、業績が会社側想定を大きく上回り好調に推移していることを受け、株主還元姿勢も強める。今期年間配当は従来計画の20円から30円(前期実績は20円)に大幅増額を発表、これも株価を強く刺激している。