スター精密は急反発、21年12月期業績予想の上方修正と大連工場の増設を好感
スター精密<7718>は急反発している。11日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を581億円から624億円(前期比36.6%増)へ、営業利益を58億円から72億円(同3.3倍)へ、純利益を45億円から55億円(同3.2倍)へ上方修正したことが好感されている。
特機事業で小型プリンターのフードデリバリー向け販売が好調なことに加えて、CNC自動旋盤など工作機械も幅広い業種で市況が好調なことなどが要因としている。なお、第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高456億4700万円(前年同期比44.3%増)、営業利益53億9300万円(同5.3倍)、純利益42億8600万円(同7.1倍)だった。
また、工作機械事業を行う中国子会社の大連工場を増設すると発表しており、これも好材料視されている。旺盛な受注に対応することが目的で、約6億5000万円を投じ、生産能力を現状の25%増となる月産300台体制へ増強する。なお、稼働は22年2月を予定している。