太洋物産が急伸、輸入鶏肉の需要増で21年9月期業績は計画上振れ
太洋物産<9941>は急伸している。11日の取引終了後、集計中の21年9月期単独業績について、売上高が150億5100万円から164億2300万円(前の期比11.0%増)へ、営業利益が7000万円から2億2400万円(前の期2億6700万円の赤字)へ、純利益が700万円から1億1300万円(同3億9100万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
主要取引先である外食産業の低迷を受け、牛肉・加工食品販売量減少の影響があるものの、食肉全般で価格が高騰し比較的安価な食肉として輸入鶏肉の需要が高まったことが要因。また、新規ビジネスとして中国のネット販売会社向けの生活関連品での拡販や、本社移転に伴う固定費削減の効果も利益を押し上げた。