富士ソフト---3Q増収増益、SI事業が順調に推移

材料
2021年11月12日 11時30分

富士ソフト<9749>は11日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%増の1,948.33億円、営業利益が同5.3%増の133.08億円、経常利益が同9.3%増の141.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.8%増の72.74億円となった。

SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前年同期比7.8%増の1,853.89億円、営業利益は同5.3%増の123.32億円となった。組込系/制御系ソフトウェアにおいては、機械制御系および社会インフラ系が堅調に推移し増収となり、営業利益は、受注体制強化のための先行人員の増加や一過性の不採算案件が発生したが、増収により横ばいとなった。業務系ソフトウェアにおいては、金融業向け、流通・サービス業向け開発およびシステムインフラ構築や官公庁案件が好調に推移し増収・増益となった。プロダクト・サービスにおいては、ハードウェア製品販売が堅調に推移し増収となり、営業利益は、自社製品の販売が減少したことにより横ばいとなった。アウトソーシングにおいては、海外顧客の店舗休業によるサービス利用料の減少等により、減収・減益となった。

ファシリティ事業の売上高は前年同期比1.1%減の19.59億円、営業利益は同4.9%増の6.96億円となった。コロナウイルス感染症の影響による貸会議室需要の減少及びテナント賃料の減少等により減収となり、前期の修繕・什器入替等により利益面は増益となった。

その他の売上高は前年同期比4.3%減の74.84億円、営業利益は同3.4%増の2.80億円となった。コンタクトセンター事業の案件減少により減収となり、原価率の改善等により増益となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.3%増の2,490.00億円、営業利益が同2.1%増の163.00億円、経常利益が同3.4%増の169.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の89.00億円とする期初予想を据え置いている。

《YM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.