CAC Holdings---3Qも増収・大幅な増益、国内IT事業および海外IT事業ともに好調に推移
CAC Holdings<4725>は11日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%増の367.79億円、営業利益が同140.3%増の32.72億円、経常利益が同127.9%増の31.79億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同247.8%増の22.60億円となった。
国内IT事業については、連結子会社1社が持分法適用関連会社へ変更となった影響があったが、中核子会社であるシーエーシーにおいて、製薬向けをはじめ全業種において前年同期比で増収となるなど堅調に推移し、売上高は前年同期比3.6%増の247.16億円となった。セグメント利益は、シーエーシーにおける増収に加え、技術者の稼働率も向上したこと等から同42.9%増の20.66億円となった。
海外IT事業について、インドネシアおよびインドにおける新型コロナ拡大の影響は依然として懸念があるものの、セグメント全体では前年同期並みに推移し、売上高は前年同期比2.3%増の72.21億円となった。セグメント利益はインドネシア子会社にて技術者の稼働率が向上したこと等から同8.3%増の3.92億円となった。
CRO事業については、売上高は前年同期比3.5%減の48.41億円、セグメント利益は8.12億円(前年同期は4.47億円の損失)となった。連結子会社であったCACクロア(現EPクロア)の全株式を2021年6月30日付でイーピーエスへ譲渡したため、当第3四半期の業績については、第2四半期累計期間(21年1月-6月)の実績となる。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.2%減の470.00億円、営業利益が同79.6%増の35.00億円、経常利益が同67.6%増の32.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.8%増の21.00億円とする、8月12日に上方修正した業績予想を据え置いている。
《YM》