話題株ピックアップ【夕刊】(2):Appier、ペプドリ、ケアネット

注目
2021年11月12日 15時17分

■Appier <4180>  1,419円  +161 円 (+12.8%)  本日終値

Appier Group<4180>が急騰し一時、前日比272円(21.6%)高の1530円に買われた。11日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を116億6100万円から123億600万円(前期比37.2%増)へ、営業損益を13億200万円の赤字から11億5400万円の赤字(前期15億7800万円の赤字)、最終損益を14億2500万円の赤字から12億7700万円の赤字(同14億5400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。事業環境の追い風を受けて、新規顧客の獲得及び既存顧客の拡大が予想を上回ったことが要因。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高87億5600万円(前年同期比41.8%増)、営業損益9億6800万円の赤字(前年同期13億8400万円の赤字)、最終利益10億6800万円の赤字(同13億9300万円の赤字)だった。

■ペプチドリーム <4587>  2,830円  +306 円 (+12.1%)  本日終値

11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が5倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上」が好感された。

ペプチドリーム <4587> が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.0倍の47.1億円に急拡大し、通期計画の50億円に対する進捗率は94.4%に達し、さらに前年同期の13.5%も上回った。

⇒⇒ペプチドリームの詳しい業績推移表を見る

■ケアネット <2150>  1,216円  +131 円 (+12.1%)  本日終値

11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が96%増益で着地・7-9月期も10%増益」が好感された。

ケアネット <2150> [東証M] が11月11日大引け後(15:15)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比96.4%増の20.3億円に拡大し、通期計画の22.2億円に対する進捗率は91.4%に達し、5年平均の58.9%も上回った。

⇒⇒ケアネットの詳しい業績推移表を見る

■アルファポリス <9467>  3,440円  +360 円 (+11.7%)  本日終値

アルファポリス<9467>がマドを開けて急伸し、前日比17.0%高の3605円まで上昇する場面もみられた。同社は11日取引終了後、22年3月期第2四半期累計(4~9月)単独営業利益が9億5300万円(前年同期比8.6%減)となり、通期計画24億円(前期比10.9%減)に対する進捗率は39.7%にとどまったと発表したが、株価は9月下旬から弱含みの展開となっていたため、織り込み済みとの見方が広がったようだ。複数の人気シリーズの好調に加え、7月からアニメ放送を開始した「月が導く異世界道中」の原作小説・漫画の販売が大きく伸長したことなどにより、上期売上高は過去最高を更新した。一方、2021年度計画として予定していた大型成長投資を実施したほか、TVCMをはじめとしたプロモーション強化により、販管費は大幅に増加したとしている。

■マクロミル <3978>  1,000円  +95 円 (+10.5%)  本日終値

11日に決算を発表。「7-9月期(1Q)最終は2.2倍増益で着地」が好感された。

マクロミル <3978> が11月11日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の連結最終利益は前年同期比2.2倍の5.1億円に急拡大したが、通期計画の27億円に対する進捗率は19.2%となり、5年平均の16.7%とほぼ同水準だった。

⇒⇒マクロミルの詳しい業績推移表を見る

■リログループ <8876>  2,406円  +211 円 (+9.6%)  本日終値

リログループ<8876>が続急伸。11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高762億6200万円(前年同期比0.9%増)、営業利益86億1400万円(同45.5%増)、純利益65億3700万円(同63.1%増)と大幅増益となったことが好感された。借上社宅管理事業における管理戸数や福利厚生事業における会員数などのストック基盤が堅調に積み上がったことに加えて、海外赴任支援事業における海外赴任支援世帯数が伸長したことが寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、会計基準変更に伴い前期比較の記載はないものの、売上高1650億円、営業利益170億円、純利益114億円と見込む。

■シチズン時計 <7762>  509円  +44 円 (+9.5%)  本日終値

シチズン時計<7762>が急騰。11日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2680億円から2730億円(前期比32.1%増)へ、営業利益を138億円から172億円(前期95億5100万円の赤字)へ、最終利益を115億円から145億円(同251億7300万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。主に時計事業が予想を上回っており、北米市場でEC販売、実店舗販売ともに拡大したほか、ムーブメント販売も機械式ムーブメント及び高付加価値アナログクオーツムーブメントが堅調に推移したことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1357億3700万円(前年同期比52.5%増)、営業利益106億8200万円(前年同期82億6600万円の赤字)、最終利益98億7000万円(同215億1300万円の赤字)だった。

■浜松ホトニクス <6965>  7,390円  +550 円 (+8.0%)  本日終値

浜松ホトニクス<6965>が大幅続伸し、年初来高値を更新。同社は11日取引終了後、22年9月期連結業績見通しについて、売上高1828億円(前期比8.1%増)、営業利益385億円(同12.2%増)、純利益283億円(同13.0%増)と開示しており、好感された。年間配当は56円(前期は48円)を計画。医用分野、産業分野を中心に、同社製品に対する需要は引き続き底堅いものと見込まれるためとした。あわせて発表した21年9月期連結営業利益は343億1800万円(前の期比57.8%増)、年間配当は48円(前の期は40円)だった。光電子増倍管は医用分野においてPCR検査やフローサイトメーターなど検体検査装置向けで売り上げが伸びたとし、光半導体素子は医用分野でX線CT向けのシリコンフォトダイオードが伸長した。

■パーソルHD <2181>  3,235円  +235 円 (+7.8%)  本日終値

パーソルホールディングス<2181>は急伸し上場来高値を更新。11日の取引終了後、未定としていた22年3月期連結業績予想について、売上高1兆600億円(前期比11.5%増)、営業利益480億円(同81.5%増)、純利益277億円(同74.9%増)を見込み、同じく未定としていた期末配当予想を20円実施すると発表したことが好感された。人材派遣領域で期末にかけて派遣稼働数増加する見込みであることや、収益性の高いBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)領域での公共案件を中心とした受注増が要因。また、企業の人材採用に対する需要の回復が加速することに伴い人材紹介による大幅な増収も寄与し、売上高・営業利益ともに過去最高を更新する見通し。なお、年間配当予想は40円となり、前期実績に対しては14円の増配となる予定だ。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高5128億4700万円(前年同期比10.1%増)、営業利益267億3500万円(同92.7%増)、純利益155億4700万円(同2.0倍)だった。

■ジェイエイシ <2124>  2,363円  +166 円 (+7.6%)  本日終値

ジェイエイシーリクルートメント<2124>が急反発し年初来高値を更新。11日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を224億6300万円から240億円(前期比11.0%増)へ、営業利益を50億5900万円から57億5000万円(同11.9%増)へ、純利益を33億4500万円から37億5000万円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて70円を予定していた期末一括配当予想を73円(前期80円)に引き上げたことが好感された。中核事業である国内人材紹介事業が好調に推移していることに加えて、10~12月も現時点における事業の進捗状況や成約状況から堅調な推移が見込まれることが要因としている。なお、第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高185億6800万円(前年同期比9.3%増)、営業利益50億7700万円(同15.3%増)、純利益33億8400万円(同2.5倍)だった。

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