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株価指数先物【引け後コメント】 日経225先物は3ケタの上昇によるリバウンドを継続

市況
2021年11月15日 17時49分

大阪12月限

日経225先物 29730 +130 (+0.43%)

TOPIX先物 2046.0 +7.5 (+0.36%)

日経225先物(12月限)は前日比130円高の2万9730円で取引を終了。寄り付きは2万9800円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9710円)を上回って始まり、一時2万9850円まで上昇幅を広げる場面があった。ただし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開のなかで上げ幅を縮め、前引け時には2万9700円をつけると、後場は2万9700円~2万9770円での保ち合いが続いた。

7-9月期の国内総生産(GDP)速報値では2四半期ぶりのマイナス成長となったことが神経質にさせたものの、買い一巡後は底堅い値動きで推移していたことから、ショートも入りづらい需給状況だった。また、東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗していたほか、指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクグループ<9984>や東京エレクトロン<8035>がけん引する一方で、ファーストリテイリング<9983>が指数の重荷となるなど、リバランス中心の売買とみられる。

とはいえ、日経225先物は3ケタの上昇によるリバウンドを継続していることから、5日移動平均線が切り上がりをみせてきた。同線が位置する2万9500円水準を支持線とした底固めから、3万円を目指したトレンド形成が意識されやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.53倍だった。一時14.47倍まで低下する場面もみられたが、その後は14.55倍に上昇するなど、これまでの14.45~14.60倍水準での保ち合いを継続。ただし、13週線は14.45倍、26週線が14.53倍水準に位置しているほか、カイ離は縮小傾向にあり、そろそろトレンドが表れやすいタイミングではある。

手口面では、日経225先物はABNアムロが340枚、ソジェンが280枚、野村が170枚、SBIが150枚程度の売り越しに対して、みずほが1090枚、auカブコムが130枚、Gクリックが100枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが2210枚、バークレイズが540枚、BofAが260枚、クレディスイスが100枚程度の売り越しに対して、三菱UFJが810枚、JPモルガンが750枚、モルガンSが590枚、BNPパリバが310枚程度の買い越しだった。

株探ニュース

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