16日の株式相場見通し=2万9000円台後半で売り買い交錯

市況
2021年11月16日 7時59分

16日の東京株式市場は、売り買い交錯となり、2万9000円台後半で一進一退の展開か。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに朝方はプラス圏で推移していたものの、上値が重くその後は小幅ながらマイナス圏に沈んでいる。航空機のボーイング<BA>が大きく買い優勢となりダウを押し上げたものの、全体相場への買いは続かなかった。東京市場では日経平均が前日まで3連騰と戻り足を強めてきたが、3万円大台手前では戻り売り圧力が意識され、きょうは上昇一服となる可能性がある。一方、下値では好業績銘柄を中心に押し目買いが入り、底堅さも発揮されることが予想される。企業の決算発表がほぼ終了したことで、個別株の決算絡みの急騰・急落は少なくなりそうだ。

15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比12ドル86セント安の3万6087ドル45セントと反落。ナスダック総合株価指数は同7.112ポイント安の1万5853.846だった。

日程面では、きょうは9月の第3次産業活動指数など。海外では7~9月のユーロ圏域内GDP確報値、10月の米小売売上高、10月の米輸出入物価指数、10月の米鉱工業生産・設備稼働率、11月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数など。

出所:MINKABU PRESS

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