株価指数先物【昼のコメント】 一気に3万円に迫る値動きをみせる

市況
2021年11月16日 12時15分

日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万9830円(+0.33%)前後で推移。寄り付きは2万9700円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9720円)にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まった。その後は2万9680円~2万9730円辺りでの保ち合いを継続するなか、11時頃から上昇基調を強めると、一時2万9970円まで上げ幅を広げる場面があった。

前日の終値を挟んだ保ち合いを継続するなか、一気に3万円に迫る値動きをみせた。米中首脳会談が始まり関係改善への期待に加え、ハンセン指数の強い値動きなどもロングサイドのきっかけとなり、ショートサイドのカバーを誘ったようだ。買い一巡後は上げ幅を縮めているものの、2万9800円を上回って推移しており、オプション権利行使価格の中心レンジは2万9875円に切り上がり、2万9750円~3万円での推移も意識されそうである。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.47倍まで低下する場面もみられたが、その後は14.52倍に戻してきた。

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