今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆128円台で推移し、上値の重い状態が続く見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州における新型コロナウイルスの感染増加が引き続き警戒されていること、欧州中央銀行による利上げは2023年以降になるとの見方が広がっている。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロ・円は主に128円台で推移し、上値の重い状態が続くとみられる。
【ユーロ売り要因】
・ラガルドECB総裁は早期利上げを否定
・独仏で新型コロナウイルスの感染増加
・ドイツの企業景況感は悪化
【ユーロ買い要因】
・米長期金利の伸び悩み
・エネルギー価格の安定
・ユーロ圏経済の持続的な成長期待
《FA》