NY株式:NYダウ194ドル高、金利高でハイテク売り

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2021年11月24日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.55ドル高の35813 .80ドル、ナスダックは79.62ポイント安の15775.14で取引を終了した。好調な企業決算を受けて、寄り付き後上昇。同時に、コストの上昇が利益率を圧迫しているとの指摘が多く警戒感が広がった。また、11月サービス業PMI速報値が予想外に低下すると一時下落に転じたが、引けにかけては再び上昇。上げ幅を拡大した。金利の上昇を嫌いハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落。セクター別ではエネルギー、銀行が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR)はコストの上昇に対応するため4月末までに商品のほとんどを1ドル超に値上げする方針を示し、アナリストの投資判断引き上げを受けて、上昇。エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)やAPA(APA)は、米国政府が他国と協調し石油戦略備蓄を放出すると発表し、上昇した。一方、エレクトロニクス小売りチェーンのベストバイ(BBY)は四半期決算で利益や売上高が予想を上回ったものの、オンラインの売上高が落ち込んだほか、カリフォルニア州などを中心に地方政府の方針が影響し小売り店を狙った組織的な集団窃盗が利益率を圧迫し大幅下落。ビデオ会議を提供するズームビデオ(ZM)は決算で、収益鈍化を警告し、大きく売られた。

百貨店のノードストローム(JWN)は取引終了後に第3四半期の決算を発表。人件費などコストの上昇が嵩み1株利益が予想を下回り、時間外取引で下落している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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