ギャップが決算受け大幅安 アナリストからの引き下げも相次ぐ=米国株個別
アパレルのギャップ<GPS>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、主力ブランドのオールドネイビーの既存店売上高が予想外の減収となったほか、ギャップ・グローバルも予想を大きく下回った。また、1株利益と売上高も予想を下回っている。また、ガイダンスも公表しており、通期見通しを下方修正するなど、全体的に冴えない決算となった。
今回の決算を受けてアナリストからの投資判断や目標株価の引き下げも相次いでいる。売上高と利益の弱さは全体的に、サプライチェーン問題に起因している。根底にあるモメンタムと伴に、事業の予見可能性への信頼を回復する必要があるという。また、オールドネイビーは依然として最大のリスクではあるが、一方で潜在的な上振れリスクでもあるとも指摘した。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:5%(2019年比)
オールドネイビー:-9%(予想:7.9%)
ギャップ・グローバル:7%(予想:14.7%)
バナナリパブリック:28%(予想:17.8%)
・1株利益:0.27ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:39.4億ドル(予想:44.2億ドル)
(通期見通し)
・1株利益:1.25~1.40ドル(従来:2.10~2.25ドル)(予想:2.19ドル)
・売上高:+20%(従来:+約30%)(予想:+28.3%)
・営業利益率:約4.5%(従来:+約7%)(予想:+7.6%)
(NY時間09:45)
ギャップ<GPS> 18.15(-5.36 -22.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美