今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観でドル買い継続も

通貨
2021年11月26日 8時13分

25日のドル・円は、東京市場では115円46銭まで買われた後、115円31銭まで反落。欧米市場では、115円39銭から115円24銭まで下げたが、115円36銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に115円台で推移か。2022年の米利上げ観測は後退していないことから、ドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

欧州中央銀行(ECB)は11月25日、10月27-28日開催の理事会議事要旨を公表した。理事会では、物価動向に関する不確実性が極めて高いことから、12月の理事会以降も政策の選択肢を広げておく必要があるとの意見が出ていたことが判明した。市場参加者の間では「12月の理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を終了することが妥当かどうか、議論される」との見方が広がっている。また、インフレ見通しの急激な変化に対応するため、「12月開催の理事会で将来的な金融政策措置を可能にする選択肢を維持することが重要との認識が引き続き共有される」との声も聞かれている。ECBは金利引き上げを急がない姿勢を改めて示す可能性が高いとみられており、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

《FA》

提供:フィスコ

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