話題株ピックアップ【夕刊】(3):高度紙、ナレッジS、ミマキエンジ

注目
2021年11月30日 15時22分

■ニッポン高度紙工業 <3891>  2,719円  +67 円 (+2.5%)  本日終値

ニッポン高度紙工業<3891>が3日ぶり反発。アルミ電解コンデンサー向けセパレータで世界シェア約6割というニッチトップ企業で、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景とするリチウムイオン電池の需要拡大が追い風となっている。また、リチウムイオン電池用セパレータでは、世界初となる植物由来の高性能セルロース系セパレータを開発し、既に納入が進んでおり、今後の収益寄与が期待される状況。足もとの業績も好調で、営業利益は21年3月期に前の期比2.8倍の27億6100万円と急拡大したが、続く22年3月期も34%増益を見込んでいる。株式需給面でもファンド筋の売り一巡からリバウンドが期待される。

■ナレッジスイート <3999>  820円  +17 円 (+2.1%)  本日終値

ナレッジスイート<3999>は5日ぶりに反発。29日の取引終了後、保有する投資有価証券1銘柄の売却に伴い、第1四半期業績にその他収益として2000万円を計上する見込みと発表しており、これが好材料視された。なお、22年9月期業績への影響は軽微としている。

■ミマキエンジニアリング <6638>  882円  +17 円 (+2.0%)  本日終値

ミマキエンジニアリング<6638>は6日ぶりに反発。29日の取引終了後、上限を80万株(発行済み株数の2.71%)、または6億9200万円とする自社株を、30日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好感された。資本効率の向上及び経営環境に対応した機動的な資本政策の実施、業績回復局面における株主への利益還元が目的で、買い付け価格は29日終値の865円。なお、きょう午前10時ごろに取得結果を発表しており、取得した株式の総数は72万株だった。

■Jテック・C <3446>  1,985円  +33 円 (+1.7%)  本日終値

ジェイテックコーポレーション<3446>は9日ぶりに反発。29日の取引終了後、中国で建設が進む大型放射光施設HEPSから各種超高精度ミラーの大型受注を獲得したと発表したことが好感されている。HEPSは、中国科学院高能物理研究所(IHEP、北京市)の管理のもと、25年の竣工に向けて世界トップクラスの高輝度を目指して建設が進められている施設。受注金額は約2億3000万円で、22年6月期第4四半期以降に売り上げ計上を見込む。

■クロスキャット <2307>  1,482円  +16 円 (+1.1%)  本日終値

クロスキャット<2307>が反発。午前11時ごろ、同社がソフトウェア使用及び改変許諾契約を締結しているNTTデータ<9613>のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進支援ソリューション「BizWise」について、保険代理店への納入を決定したと発表。今回構築するシステムは、「BizWise」をAmazon Web Services(AWS)上に構築してクラウド利用環境を整備するとともに、顧客情報や商談情報と勘定系業務のシームレスな接続を可能にしたのが特徴。これにより、これまでExcelを活用して手作業で行っていた手数料入金や収支明細、精算管理などの作業の大幅な業務効率化が期待できるとしている。

■双葉電子工業 <6986>  689円  +7 円 (+1.0%)  本日終値

双葉電子工業<6986>が反発。29日の取引終了後、新たに高輝度・高精細な民生用カラー有機ELディスプレー製品2品種を開発したと発表。今回開発したのは、1.1及び1.3インチの2品種。1.0~2.0インチ程度のモノクロディスプレーが多く搭載されているオーディオ機器・携帯通信機器・ウェアラブル端末・ゲーミング機器・IoT家電・医療機器などでは、表示品位の向上のため高輝度化・高精細化・カラー化のニーズが高まっており、これに対応する。独自に開発した発光効率の良い素子構成を採用したことで、従来の1.5倍以上の高輝度化を達成したという。なお、量産開始は22年1月上旬を予定している。

■ライトアップ <6580>  3,530円  +35 円 (+1.0%)  本日終値

ライトアップ<6580>が反発。29日の取引終了後、NTTドコモ(東京都千代田区)と中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を目的とした業務連携を行うことで合意したと発表したことを好感した買いが入った。今回の連携により、ドコモが12月1日に開設する「ビジネスdXストア」のサービスラインアップに、ライトアップの助成金・補助金申請支援サービス「JSaaS」が採用され、「dX助成金申請」という名称で提供されるという。なお、現時点で22年3月期業績に与える影響は軽微と予想している。

■ユーピーアール <7065>  2,625円  +20 円 (+0.8%)  本日終値

ユーピーアール<7065>が反発。大和証券が29日付で新規に投資判断「2/アウトパフォーム」、目標株価3400円でカバレッジを開始した。同証券によると、物流業界は労働力が充分に確保できている状況とは言い難く、持続可能な物流を実現するためには手荷役の解消に繋がるパレット化の浸透が求められると指摘。「ホワイト物流」推進運動の推奨項目の一つにパレットなどの活用も挙げられており、ホワイト物流の賛同企業の多くがパレット利用に関して前向きな姿勢を示していることもあり、レンタルパレットの需要拡大が見込まれると見込む。中長期的には、パレット活用が推進される環境を追い風として、保有パレットの積み増しなどを背景にレンタルパレット事業が拡大することで、増収増益基調が可能と予想している。

■クルーズ <2138>  986円  +5 円 (+0.5%)  本日終値

クルーズ<2138>が高い。29日の取引終了後、スマートフォン向けアプリゲーム「SHAMAN KING ふんばりクロニクル(通称:ふんクロ)」の正式サービス開始を12月8日に決定したと発表。「ふんクロ」は子会社Studio Zが開発するテレビアニメ「SHAMAN KING」を題材とした初の公式スマホ向けゲーム作品。「SHAMAN KING」の世界観を忠実に再現したハイクオリティー3Dグラフィックのバトルや、新感覚の「Mangatic(マンガチック)モード」でストーリーの追体験ができる機能など、以前からのファンはもちろん、初めて「SHAMAN KING」に触れる人でもその世界に没入できる作品になっているという。

●ストップ高銘柄

ジーダット <3841>  2,000円  +400 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

光陽社 <7946>  2,161円  +400 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

地域新聞社 <2164>  512円  +80 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

アミタホールディングス <2195>  4,845円  +700 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

以上、4銘柄

●ストップ安銘柄

GRCS <9250>  8,080円  -3,000 円 (-27.1%) ストップ安   本日終値

グローバルウェイ <3936>  1,820円  -500 円 (-21.6%) ストップ安   本日終値

FRONTEO <2158>  3,600円  -700 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

アスタリスク <6522>  3,720円  -700 円 (-15.8%) ストップ安   本日終値

以上、4銘柄

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